
お知らせ
「設計できるのは僕一人」からの脱却。東大阪の段ボール企業が挑む、職人技の仕組み化と次世代育成
こんにちは。アラカワ紙業の辻です。
早いもので6月も半ば。ジメジメした梅雨の空気をも吹き飛ばすくらい、今日も工場は元気に稼働しています。
今日は、日々の経営の中で私がずっと考えていること、そして最近社内で起きた「ちょっと嬉しい変化」について、少しつぶやいてみようと思います。
正直なところ、ずっと悩んでいました
「想像し創造する」 これが、私たちアラカワ紙業の経営理念です。
お客様のご要望をただ形にするだけでなく、「そんな使い方があったか!」「面白い!」と言っていただけるような、一歩先を行く段ボールケースや製品をご提案すること。それが私の使命であり、誇りでもあります。
ただ、経営者としてずっと心のどこかで引っかかっている課題がありました。
「今、設計ができるのが、私一人しかいない」ということです。
頭の中にあるノウハウや、長年の経験で培った「構造のひらめき」。これらはどうしても個人の感覚に頼る部分が大きく、なかなか人に伝えるのが難しい「職人技」のようになってしまっていました。
「もし私が倒れたら、この面白いモノづくりはどうなるんやろう?」 「もっと会社を大きくして、たくさんの人を笑顔にするためには、このままじゃいけないな」
そんな風に、もどかしさを感じる日々が続いていました。
現場で芽生えた、頼もしい変化
ところが最近、モノづくりの現場で本当に嬉しい変化が起き始めています。
弊社のスタッフのひとりが、段ボールケースを作るための大事な機械(プリンタースロッター)を、しっかりと一人で扱えるようになってきたのです!
段ボールの製造は、機械をただ動かせばいいという単純なものではありません。紙の厚み、気候による状態の変化、ミリ単位の調整……。現場の最前線で「本物の段ボール」と向き合い、試行錯誤を繰り返してくれたからこそ、彼はその技術を自分のものにしてくれました。
これは、会社にとって本当に大きな、価値ある一歩です。
「職人技」を「みんなの仕組み」へ
現場で段ボールの特性を肌で知っているスタッフが育ってくれた。 ということは、次は「設計のバトン」を彼らに渡していくチャンスが来た、ということです。
私の頭の中にある設計のプロセスを、少しずつ「型」や「マニュアル」にしてデジタルに落とし込んでいく。まずは簡単なサイズ調整や定型的な設計から任せてみて、「自分で引いた図面を、自分の手で機械を動かして形にする」という最高の成功体験を積んでもらいたいと考えています。
誰か一人の天才に頼るのではなく、メンバーみんなが素直に意見を出し合い、誰もが「面白い設計」に関わっていける風通しの良い組織へ。
一歩一歩ではありますが、アラカワ紙業は「仕組みで人を育てる会社」へと進化している最中です。
お客様から「こんなことできる?」とご相談をいただいたときに、社員全員がニヤリと笑って「お任せください!」と答えられる未来を目指して。
今日も、頼もしい仲間たちと一緒に、新しい可能性を想像し、創造していきます!
[有限会社アラカワ紙業] 「想像し創造する」を理念に、東大阪で段ボールの可能性を追求し、独自の「面白い」をご提案する製造企業です。小ロットのご相談から、こだわりのオーダーメイド設計まで、お客様の想いに寄り添い形にします。
