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3mm?5mm?だけじゃない!ダンボールの選び方は「材質」が超重要!

2025-09-17

皆さん、こんにちは!アラカワ紙業の辻です。

「ダンボール」と一口に言っても、実は奥深い世界があるって知っていましたか?私たちが普段目にしているダンボールは、表と裏、そして真ん中の波状の紙(中芯)の、3枚重ねになっています。そして、実はこの1枚1枚の紙の厚みが違うんです。これが、ダンボールの強度を決める**「材質」**と呼ばれるものです。

なぜ、材質が重要なのでしょうか?それは、荷物に合わせて最適な強さの箱を選ぶ必要があるからです。薄くても十分なものもあれば、衝撃から守るために丈夫さが命のものもあります。この材質の知識こそが、お客様にぴったりのダンボールをご提案するための、私たちプロの知恵なんです。

【ダンボールの材質、実はこんなに面白い!】

一般的な材質には、K7・K6・K5・C5などがあります。Kは「クラフト」、Cは「ジュート」の略で、それぞれ原料が違います。

  • Kライナー(クラフト):バージンパルプを多く含んでいるため、丈夫で強度が抜群です。

  • Cライナー(ジュート):古紙を主原料としているため、環境に優しく、コストを抑えることができます。

数字は昔の日本の単位**「匁(もんめ)」**の名残で、だいたい40を掛けると、1平方メートルあたりの重さ(g)になります。

  • K7(280g): とても丈夫で、重い荷物や、海外への輸送にも使われます。

  • K6(220g): 昔の基準から少し軽くなりましたが、それでも十分な強度があります。

  • K5(170g): 以前より軽くなりましたが、強度とコストのバランスが取れた万能タイプです。

  • C5(160g): 軽くて経済的な材質で、比較的軽いものの梱包に最適です。

このように、同じ名称でも時代や技術の進歩で少しずつ変わっているのも、この世界の面白いところです。さらに、真ん中の波状の紙(中芯)にも、普通芯(120g)だけでなく、強化芯(160g・180g・200g)などがあり、これらの組み合わせでダンボールの強度は大きく変わるのです。

一見、同じに見えるダンボールですが、そこには細かな違いと、プロのこだわりが隠されています。最適なダンボールを選ぶことは、大切な荷物を守ることに直結します。

もし「うちの荷物にはどの材質がいいのかな?」と迷ったときは、ぜひ一度、私たちアラカワ紙業にご相談ください!

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