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ダンボール屋が「ダンボールマン」になった話
2025-09-18
あれは、東大阪商工会議所が開催する展示会「テクノメッセ東大阪」に初めて出展した時のこと。
当時、私たちは「ダンボール屋が、一体どんな展示をすればいいのか?」と頭を悩ませていました。ダンボールでできる家具やディスプレイなど、変わったものをカッティングマシンでカットして展示しようと思いましたが、それだけではきっと埋もれてしまう。
そんな時、SNSで知人が、自社製品をキャラクターにして展示会で被っているのを見かけました。
「これだ!ダンボールを被ってみよう!」
普段製造しているダンボールケースをいかにアピールするか。ただ箱を並べているだけでは目立たない。そう考えた僕は、ダンボールケースを頭から被ってみることにしました。
頭にはめる部分のフラップを広げ、まるでチンドン屋のように前と後ろには広告を貼り、短納期をアピールするチラシを拡大して貼り付けました。横の蓋部分は、甲冑のようにして、いざ本番!しかし、声がこもって「ウァンウァン」としか聞こえない…(笑)。
当時、奥さんと2人で展示会に臨んだのですが、「恥ずかしいからやめて」と止められました。でも、被ったらものすごく目立つんです!来場者や、隣近所の出展社からも仲良くしていただけるようになりました。
恥ずかしいのは自分なのに…と内心思いつつも、その日以来、テクノメッセに出るときだけは、必ずダンボールを被るようにしています。
こうして僕は「ダンボールマン」になったのです。