
お知らせ
「段ボールは弱い」という常識を覆す!学生が発見した「人が加える強さ」
集客課題の裏側に見えた「段ボールの魅力」の未発掘
先日、桃山学院大学で開催されたPBL(Project Based Learning)の中間発表に参加しました。学生たちが「こーばへ行こう」イベントを分析した結果、弊社の最大の課題は「集客」にあると明確に指摘されました。
しかし、その後のディスカッションの中で、「なぜ集客が難しいのか」という本質的な問いへの答えが見つかりました。
学生たちから出たのは、「段ボールは荷物を運ぶくらいのイメージしかなかった」「段ボールって弱いと思っていた」という、極めて率直な意見でした。つまり、多くの方にとって、弊社の提供する「魅力」はまだ伝わっていないのです。
人が加えることで生まれる「段ボールの強さ」
このディスカッションを通じ、私たちは段ボールの強さに関する、より深い哲学を再確認しました。
学生たちの洞察は鋭く、こう結論付けました。
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「日常で使える家具や、想像力を刺激する立体造形物まで、幅広いモノに作れるところに可能性を感じる」
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「段ボールの目が交差するように貼ったり、組立て方に工夫を加えることで強度が出る」
段ボールは、そのままでは弱いかもしれません。しかし、人間の想像力が加わり、正確な組立ての技術(目交差や多重構造 )を施すことで、日常生活で使える「強さ」が生まれるのです。これは、「アイデアを具現化し、新たな価値を創造する」という弊社の使命と完全に一致します。
「はごいーた」が伝える教育学的アプローチ
この発見を、次のアクションに直結させます。
次回12月26日に開催するワークショップのネーミングは、「はごいーた」に決定しました。これは、作って遊べる「強い素材」の魅力を伝えるための、教育学的なアプローチです。
ただ形を作るだけでなく、「なぜ、このように折り曲げたり(例:多重構造 )、テープで縁を補強したりするのか」という強度が出る理由を体験を通じて教え、子どもたちの想像力(創造力)を育みます。
会議の回数を増やし、計画的なワークショップを設計することで、「段ボールの魅力」を確実に伝える体制を強化します。
具現化の確実性は、素材の真価を知ることから始まる
私たちは、お客様の「前例のないものづくり」へのご要望を、必ずカタチにすることをお約束しています。
その具現化の確実性は、素材の真価を深く理解し、そこに人間の企画・デザイン力を掛け合わせることから生まれます。学生たちとの連携を通じて得た「人の工夫が強さになる」という哲学を、次の事業拡大の土台として推進してまいります。






